Thursday, October 18, 2007

お年寄りの痔は甘く見ない方がいい。


最近お年寄りの痔と体調の関係を経験した。どういうことかというと若い頃は多少痔があっても、少し痛い程度で済ませてしまうが、80代、90代になると少し訳が違う。体力的にもあまり余裕がないので、一気に体調を崩す可能性がある。去年も90代の方が今まで病気もしたことがないのに、一気に体調を崩し、年だからと周りも思っていたが、調べたら痔がだいぶ悪化していて、食事も出来なくなっていた。その後治療がうまくいき、食欲も取り戻し、5kgも太ったそうである。普通食事と痔は結びつかないが、お年寄りでは食欲を一気になくす。またそこそこのお年寄りは恥じらいというか、なかなか下(しも)の病気のことを口にせず、治療が遅れる。若い頃の体力が余っているときとは違う。そういう場合はこちらが気がついてあげないと、食欲がなくなったり、体重が減少したり、肺炎を起こしたり、免疫が下がったりと色々起こることを知っておくべきである。この経験をしてからお年寄りの体重減少や食欲不振の場合、「痔はないですか?」と聞くようにしている。

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